2013年2月27日(水) 23:06

「ニッパチ」(行雲流水)

 きょうは、2月末日の28日。つい、2月29日生まれの子どもたちの誕生日が気になる



▼また、2月は実働日数が少なく、商売の世界では月間売上高が少なめに出る。そのためかどうか、「不景気のニッパチ(2月、8月)」と言われる。寒さ暑さが原因だとも、正月や盆の反動だとも聞くが、定説はないようだ


▼「花のニッパチ」という言葉もあった。昭和28年生まれの人たちのことだ。もとはといえば昭和28年の新制大学卒業生のこと。学制改革で旧制高校出身者や外地大学引き揚げ者などが群がって卒業し、優秀な人材が輩出したことに由来する


▼暦とは関係ないが、「ニッパチの法則」というものもある。結果の8割は2割の原因に由来するという法則だ。一つの学級の年間遅刻回数の8割は、2割の生徒に起因する。したがって、2割の生徒が立ち直れば遅刻総回数の8割は解消できる、という具合に使われる


▼元祖は、19世紀末の経済学者パレートだ。富の偏在を分析した「パレート曲線」-世の中の富の8割は2割の人が所有している-から来ている。転じて、会社の売上の8割は従業員の2割の人が稼いでいる、故障の8割は2割の部品に原因があるなどの例が挙げられた


▼さて気になる誕生日だが、2月の日数の凸凹はローマ時代の暦に由来するという。当時の年始は今の3月で、1年間の日数を年末に調整していたとのこと。なら、2月29日生まれを28日とみなす「誕生日のニッパチ特例」を国連条約で取り決めれば、万国共通で一気に解決できると思えるのだが。