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教育・文化 社会・全般
2013年3月2日(土)9:00

576人新たな門出/宮古4高校で卒業式

恩師や後輩が祝福

 宮古地区の4高校で1日、2012年度の卒業式が行われた。4校の卒業生は合わせて576人(男子272人、女子304人)。恩師や後輩、父母らの祝福を受けた卒業生たちは、校長から卒業証書を受け取り、3年間通い慣れた学びやを後にした。

 宮高(273人)

273人の新たな門出を祝った卒業式=1日、宮古高校体育館

273人の新たな門出を祝った卒業式=1日、宮古高校体育館

 宮古高校(川満健校長)では、273人(男子120人、女子153人)が不安と希望を胸に3年間の思い出が詰まった学びやを巣立った。涙と笑顔が入り交じった表情で卒業証書を受け取った卒業生たちは、新たな門出に気持ちを引き締めていた。
 川満校長は「本校で学び、身につけた基礎力を土台にして自己成長に努め大いに活躍してほしい」と式辞を述べた。
 祝辞で奈良俊一郎PTA会長は「己を信じて、本校で学んだ3年間を糧に何事にもチャレンジしてほしい」と激励した。
 答辞は新城大作君と砂川彩希さんが3年間を振り返り「進む道は違っても共に歩く仲間がいる。宮古高校で過ごしたことを忘れることなく、夢に向かって新たな一歩を踏み出そう」と意欲を示した。
 そのほか、在校生を代表して下地大春君は「先輩たちから受け継いだ伝統を受け継いで頑張りたい」と送辞を述べた。
 式では小・中・高の12カ年皆勤賞、中・高の6カ年皆勤賞、高校3カ年皆勤賞にそれぞれ賞状が贈られた。

宮総実(155人)

155人の卒業生が母校に別れを告げた=1日、宮古総業実業高校体育館

155人の卒業生が母校に別れを告げた=1日、宮古総業実業高校体育館

 宮古総合実業高校(下地盛雄校長)では、合わせて155人(男子60人、女子95人)が母校に別れを告げて旅立った。卒業式では在校生や父母、学校職員が卒業生の門出を祝福した。
 同校の卒業生は▽海洋科学科16人▽生物生産科22人▽食品科学科16人▽環境工学科21人▽生活福祉科40人▽商業科40人-。それぞれ下地校長から卒業証書の授与を受けた。
 下地校長は「卒業生の皆さんは3カ年の学校や社会生活の中で知力、体力ともに鍛錬された生きる力を持ち備えた」と強調。「この成果を生かし豹変する社会情勢に立ち向かい、たくましく生き抜いていくことを期待する」と激励した。
 在校生を代表して、生徒会の下地双葉会長が送辞を述べ「宮古総合実業高校で3カ年培ってきた経験や思い出が先輩方をいつまでも支えてくれる」と門出の言葉を送った。
 卒業生は上原海人君ら各科代表の6人が答辞。「私たちは皆さんからもらった心を忘れず、それぞれの夢に向かって歩んでいく。どんな困難も乗り越え、自分の力で新しい道を切り開いていきます」と決意した。

 宮工(94人)

多良間校長が卒業生一人一人に卒業証書を授与した=1日、宮古工業高校体育館

多良間校長が卒業生一人一人に卒業証書を授与した=1日、宮古工業高校体育館

 宮古工業高校(多良間勉校長)では、94人(男子64人、女子30人)が卒業した。卒業証書を受け取り、晴れ晴れの表情。父母や恩師、在校生らが新たな門出を祝福した。
 宮古工業高校は、41回目の卒業式となった。
 学事報告に次いで、多良間校長が卒業生一人一人に卒業証書を授与した。
 式辞で多良間校長は「一所懸命粘り強く努力すれば、予期しない『いい事』が必ずある」と、はなむけの言葉を贈った。
 本村先也PTA会長は「志をしっかり持ち、無限の可能性を信じ、夢に向かって躍進してください」と激励した。 具志堅龍星君が送辞を述べ、先輩たちの輝かしい未来を祈念。
 2度目の高校受験で工業に合格し、卒業を迎えた洲鎌敏光君(自動車機械システム科)は「工業高校に入学できて、最高の友達、最高の先生方と出会い、夢を見つけることができた」と涙ながらに答辞を述べた。
 仲里洸輝君(電気情報科)と池間夏生さん(生活情報科)も答辞を述べ、先生や両親に感謝した。
 式後、父母や在校生らが花道を作り花束や菓子のレイなどをプレゼント。卒業生らは笑顔で受け取り、3年間の学びやを後にした。

 伊良部(54人)
 

砂川校長(左)が一人一人に卒業証書を授与した=1日、伊良部高校体育館

砂川校長(左)が一人一人に卒業証書を授与した=1日、伊良部高校体育館

 伊良部高校(砂川明校長)では、砂川校長が卒業生54人(男子28人、女子26人)に卒業証書を授与。卒業生らは、大きな夢を胸に新たな生活に巣立った。
 砂川校長は「本校の中庭には日々草のピンクの花がずっと咲いていて、卒業生の皆さんを3年間見守ってきた。日々草の花言葉は『楽しい思い出』。伊良部高校で過ごした日々の出来事は一つ一つ皆さんの脳裏に焼き付いていると思う」と述べた。
 その上で「思い出は人が頑張るための礎。思い出は人に生きる力を与え、癒やしてくれる力がある。思い出をパワーにして、いつの日かそれぞれ夢をかなえ、大きく成長した勇姿を見せてくることを期待する」と式辞。與儀盛PTCA会長は「卒業生は、進学先・就職先へと旅立つ。自らの考え、行動でそれぞれの夢実現に向けて。どんな困難にも負けず恐れず前進してください」と祝辞を述べた。
 在校生代表の上地奈央さんは「先輩方が築いた伊良部高校の伝統を引き継いで、さらに素晴らしいものにしていく」と送辞。卒業生を代表して池間知奏さんは「伊良部高校という素晴らしい宝物を胸に、未来へ進んでいく」と答辞を述べた。


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