2013年3月30日(土) 22:19

ぶがりのーす!(おつかれさん)/第6回演芸会

1年の豊作、発展祝う


1年間、頑張った子どもたち32人の表彰もあり、会場は子どもから高齢者まで大勢が詰めかけた=23日、下地農村環境改善センターホール

1年間、頑張った子どもたち32人の表彰もあり、会場は子どもから高齢者まで大勢が詰めかけた=23日、下地農村環境改善センターホール

 八つの集落で構成される下地地区。合併後は下地地区地域づくり協議会(川満省三会長)を中心にさまざまな催しが企画され、サトウキビ収穫後の「ぶがりのーす演芸会」など、住民が一堂に会して楽しむ交流の場を設けている。ぶがりのーすとは、疲れ直しの意味で「おつかれさん」。第6回目となった「演芸会」では、園児から高齢者まで住民がこぞって参加した。一頃で言う学事奨励も行われ、頑張った子どもたちを地域で激励した。舞台では校歌遊戯や方言劇なども行われ、昔懐かしい演芸会に沸いた。キビの収穫を終えた農家は祭りを楽しみながら1年の疲れを落としていた。



 23日夕、下地農村環境改善センターで開催された演芸会は、洲鎌勝彦副会長が開会宣言、川満会長は1年の総括を行いながら「今年のさとうきび反収は、沖糖だけでも13万㌧余、昨年の自然災害の減収に比べ、豊作となった。ハーベスターの稼働率も増え、約50%に達している。下地地区においては、子どもたちの頑張りも目を見張るものがあり、良い1年となった。きょうは、疲れを癒やし楽しいひと時を過ごしてほしい」と、あいさつした。


 優秀児童・生徒表彰では、ミニバスケットで活躍した2人の小学生や、全国豊かな海づくり大会で会長賞を受賞した中学生、野球の県予選で準優勝した中学生の球児、音楽やスポーツ、スピーチコンテストなどで優秀な成績を挙げた高校生らに賞状と記念品が贈られた。


幕開けに太鼓を披露する下地総合クラブの児童たち

幕開けに太鼓を披露する下地総合クラブの児童たち

 演芸会は、下地総合スポーツクラブの小学生人が屋台太鼓で幕を開けた。小学校の校歌遊戯では、小旗を両手に子どもたちが踊り、懐かしさで歌い出す大人の姿もあった。園児たちは賑やかな踊りを披露したあとで、元気に「いつもお仕事ごくろうさま」とあいさつ、会場を沸かせた。


 来間小中学校の児童生徒7人は、教師たちと一緒に方言劇「ウプーウプヌウプニ」(大きな大根)を演じ、大きな拍手喝采を受けた。この後も、女性たちのフラ、中学生の吹奏楽、サークルによる手話劇などが続き、多彩な出しものに参加者は、惜しみない拍手を送っていた。


 入江集落の東方、県道沿いに下地の民間では唯一の入江保育園(根間えりか園長、園児45人)がある。今年、創立30年を迎え、先日、記念のおゆうぎ会と卒園式が行われた。この日は、第1期の卒業者(33歳)を代表して川満梨江子さんが、初代園長の来間節子先生(66)に花束を贈呈した。


 保育園を創設したのは根間園長の母親にあたる来間さん。本土復帰後、高度成長期を抜けバブル経済に突入していた1983年、親たちの共稼ぎが普通の生活スタイルとなり、看護師だった来間さんは、平良と下地に民間の保育所を設立した。「両立は難しく、平良のこばと保育園は3年で閉め、下地に力を入れることにした。というのは、上野・下地・城辺に公立保育園しかなく、親たちにとっては何かと不便をきたしていた」と話し、地域にこだわることで、逆に地域に愛されてきた。


 来間さんは「保育園を運営したことで2人の娘の入園式や卒業式には出席できなかった。いま思えば寂しい思いをさせた」と話しながらも、30年間で1000人近い子供たちが巣立って行ったことに対し、「私の財産は、卒業していった子どもたち」と胸を張る。

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