2013年4月3日(水) 23:54

「里親制度」(行雲流水)

 全日本トライアスロン宮古島大会が秒読み段階に入るこの時季まてぃだ通りの琉球居酒屋〝あぱら樹〟正面の植栽マスは華やかに勢いづく。同店従業員のみなさんが丹誠こめて肥培した多彩な花が美しく咲き誇るからである



▼平成11年12月18日市民運動実践協議会グリーン部会は旧平良市道路建設課の許可と支援を得て市みどり推進課やまてぃだ通り会と協同し沿道の植栽マスを花で模様がえした。当時の道路建設課長狩俣照雄氏が発案した県内初の「里親制度」のモデルケースとしての植栽作業だった


▼第一給油所から東の信号交差点間の街路樹根周りの低木シャリンバイを除去した植栽マスにあぱら樹や沿道の「里親」がマリーゴールドやゼラニューム・日々草・ガザニアや観葉植物等を植え歩行者の目に優しい歩道に変えた


▼日照りが続くと後任の武富清課長は日曜日なのに小型の水タンク車で出向き一人黙々と潅水。やがて蝶も優雅に舞うようになった。こうして翌12年4月。市が管理する道路・公園の清掃や美化を市民有志の手に託す平良市の「里親制度」は本格的に始動した


▼居住環境に対するこの画期的な市民主動の美化運動は内外から注目を浴びメディアも大きく取りあげた。しかし市町村合併で担当課が旧下地町舎に移ると里親制度への認識は急速に薄れて遠のき開店休業


▼同制度が再び勢いを増してきたのは担当窓口が適材適所の「みどり推進課」に移ったことや里親先発の〝あぱら樹〟のみなさんの地道な努力と絶え間ない持続性ゆえと巷では受けとめられている。継続は力である。