期成会、銅像建立を要請
故真栄城徳松氏の偉業たたえ
1992年に開通した池間大橋(全長1425㍍)の建設構想を掲げ、その事業着手に多大な功績を残した元平良市長の故真栄城徳松氏を顕彰する銅像建立を求めて、同氏銅像建立期成会(下地義治会長)は13日、建設建立が実現するよう下地敏彦市長に要請した。同期成会は池間自治会(奥原正美会長)が中心となって同氏の銅像建立を池間島に作るよう要望している。
要請では「池間大橋建設を機に、来間大橋の実現、そして伊良部大橋が完成しようとしている。卓越した先見性と行動力で大橋構想を掲げ、実現させた同氏の功績は大きく、後世にこの偉業を伝える必要がある」として、池間自治会から強い要望があることなどを伝えた。
要請を受けた下地市長は「宮古には大きな離島が4つあるが、橋建設そのものが困難だった時代に、強い信念を持って先例をつけた真栄城氏の功績は非常に大きい」として、「しっかりと皆さんの要請趣旨を受け止めたい」と述べ、銅像建立に前向きな姿勢を示した。
同期成会によると、銅像建立を求めている場所は池間大橋を背景にして眺望できる池間島土産売り場付近を予定しており、銅像とともに池間島の観光名所の一つに据えたい考えだ。