2013年5月14日(火) 9:00

【行雲流水】(愛の歌)



 本紙「母の日」特集号には、多くの子どもたちの描いたほほ笑ましい似顔絵や、母への感謝の気持ちや母と共にいることの安定感や喜びに満ちたメッセージが掲載されていた。
それに添える思いで一つの歌を紹介したい。かつて、青少年赤十字でうたわれた歌である


▼1番、「何時もいつも口ずさむ歌、それはお母さんに教わった歌、どんなときでもわたしがうたえば、誰とでも心の触れ合う愛の歌」。この世に生を受けた子どもは生きる喜びや人を愛することの基本を母の愛から学んでいく

▼2番、「何時もいつも胸に咲く花、それはお母さんに頂いた花、夏も真冬も心に開いて、誰とでも楽しく分け合う愛の花」。母からもらった愛のつぼみは大きく花開いて、世の中に広がっていく

▼3番、「何時もいつも宵にでる星、それはお母さんを喜ばす星、青い優しい光をたたえて、慰めの想いに輝く愛の星」。人の世には、喜びもあるが、哀しみもある。それに耐えて母は生きる。せめて、子どもは青い優しい星であってほしい

▼三好達治の「郷愁」と題する詩に次のような一節がある。「海よ、僕らの使う文字では、おまえの中に母がいる。そして母よ、仏蘭西(ふらんす)人の言葉では、あなたの中に海がある」。確かに、日本語の「海」の中にいは「母」が含まれている。また、フランス語のmere(母)の中にはmer(海)が含まれている。母と海には、生命誕生の源という共通点があるからだろう

▼海には日が昇り日が沈む。寄せては返す波の鼓動は時の流れを刻む。時には嵐も吹くが、虹も出る。(空)

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