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2013年5月23日(木) 9:00

ハブ捕獲器を配備/宮古島署

パトカーや交番所に/訓練も実施、万全の安全体制


宮古で初めてのハブ発見、捕獲を受け県警本部から急きょ取り寄せたハブ捕獲用の挟み棒と捕獲箱=22日、宮古島署

宮古で初めてのハブ発見、捕獲を受け県警本部から急きょ取り寄せたハブ捕獲用の挟み棒と捕獲箱=22日、宮古島署

 宮古島署(宮城英眞署長)は、同署管内でサキシマハブが初めて発見、捕獲されたことを受け、ハブ捕獲用の「挟み棒」と捕獲箱を急きょパトカーに配備したほか、各交番所や駐在所にも設置した。ハブ出現を想定した同署初の訓練も実施するなど、万一に備えて万全の安全体制を整えている。



 ハブ対策用の道具はいろいろあるが今回、県警本部から取り寄せたのは、手元のレバーを握り、ハブを挟む長さ約1・5㍍の棒と、捕獲したハブを入れる折り畳みの箱のそれぞれ13個。


 もともと捕獲器と捕獲箱はそれぞれ1個配備されており、それは宮古に生息する無毒のヘビの捕獲に使用していたという。


 同署の平安座悟副署長は「警察官はそれぞれの署に配置される前に警察学校で訓練するが、ハブの捕獲訓練は必須で、全員がハブ捕りには対処できる。私も訓練し、実際に捕獲したこともある」と話した。


 宮古島では生息していなかったサキシマハブが4月19日、平良港第1埠頭近くの「ひらりん公園」内で発見、捕獲されたことで、同署初の捕獲訓練も実施した。


 ちょうど、無毒のヘビ(体長約1・8㍍)が捕獲されたことから、そのヘビを生きたまま使い、本番さながらの訓練を行ったという。


 石垣市出身の大泊信千地域課長は、沖縄本島の与那原署や糸満署で勤務していたころ、パトロール中や市民からの通報でハブを捕獲したという。「夏場が多く、これまでに十数匹は生け捕った。ハブはとぐろを巻いている状態の時に飛びかかってくる。捕まえるこつは、体を伸ばした時に棒で首根っこを挟む」と話した。これまでに生け捕ったハブの最長は約1・5㍍だったという。


 平安座副署長は「すべての警察官はハブ捕獲の訓練を受けており、実際に対処できる」と述べ、市民の安全を守るという幅広い業務の遂行を強調した。