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2013年7月9日(火) 9:00

「ふるさと情報」(行雲流水)

 情報化の時代。宮古出身者はどこで住んでいても故郷宮古のことをよく知っている。新しい宮古病院の開院も、伊良部架橋の進捗状況も、トライアスロンもエコアイランドも、果実の女王マンゴーのことも



▼このようなことはもちろん大事なことだが、一般市民の日常生活のありようの重要さを忘れてはなるまい。一日、東京に住む郷友たちに、宮古の近況を報告した。「TPP」の行方が危惧されていることや、多くの他府県からの移住者で社会が変化しつつあることなどの他に、日頃すてきだと思っていることを二、三紹介した


▼ひとつには街でも村でも、グラウンドゴルフやゲートボールが盛んに行われていることである。普及率は日本一だと言われている。昔は農作業後の楽しみはせいぜい飲酒するぐらいであったが、今では高齢の男女がゲートボールを楽しんでいる。会場から聞こえてくる歓声がほほ笑ましい


▼若者たちには野球がある。OBや関係者の献身的な尽力によって野球は伝統的に盛んである。職域野球には100チームを超えるチームがエントリーする。これも人口割にすると日本一であろう

▼新聞の「母の日」の特集号には14ページもの紙面が当てられ、子どもたちの描いた母の似顔絵や母への感謝のメッセージや作文がおよそ500点掲載されていた。これも確実に日本一だ。人間関係の基礎は母子の愛情である。この企画の子どもたちの健やかな成長への寄与は大きい


▼厳しい世相であるが、身近な「宝物」を拾い集めてみる。楽しいことである。