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2013年7月19日(金) 9:00

多良間村教育委員会教育長/友利 哲市さん(65歳)

家庭学習の習慣化図る


友利 哲市さん

友利 哲市さん

 多良間村の新しい教育長に選ばれた。村立学校を統括する教育長で、同村では1年3カ月ぶりに不在の不安が解消された。「母校の子供たちの夢や目標の実現に一肌脱げれば」と意欲を示した。



 離島における教育の課題は学力面だと指摘する。村内には学習塾がなく、それだけに学校教育における家庭学習の位置付けが重要視されている。


 「家庭学習は自ら進んで学ぶという習慣を磨き学力が伸ばせる。親子の絆を再認識し非行防止にもつながる」と話す。


 島の子供たちは「八月踊り」や豊年祭「スツウプナカ」などの伝統行事に積極的に参加している。


 日本で最も美しい村連合にも加盟しており「そういった自然や伝統芸能の豊かな環境で伸び伸びと育っている。これは離島ならではのこと」


 しかし、子供たちは中学を卒業すると高校進学などで島を出ていく。「島に目を向けさせ、島に戻ってくるような施策も必要」と離島が抱える課題を指摘した。


 島の子供たちが将来に向けて、夢や希望を持ちながら健やかに育っていくには教育長として何をすべきか。責任の重大さをかみしめながら、課題解決に労を惜しまないつもりだ。


 友利哲市(ともり・てついち) 1947(昭和22)年12月生まれ。65歳。多良間村塩川出身。国際大学(現沖国大の前身)卒。同村民生課長、税務課長、議会事務局長などを歴任し2007年退職。同村社会福祉協議会長を経て13年6月26日付で教育長就任。趣味はマラソン。