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社会・全般
2013年7月31日(水)9:00

かん水車フル稼働

61台がピストン往復


畑へのかん水のためトラックがひっきりなしに出入りし給水している=30日、宮古製糖城辺工場

畑へのかん水のためトラックがひっきりなしに出入りし給水している=30日、宮古製糖城辺工場

 サトウキビの塩害と干ばつをくい止めるため、19日に稼働を開始した補助かん水トラックは現在、かんかん照りを受けフル稼働に入った。30日に新たに加わった10台と既存の51台を合わせ計61台が容量10立方㍍(10㌧)の水タンクを積み給水所と畑をピストン往復。運転手らは午前6時から午後7時ごろまで10~15回運び据え付けた放水銃を使い、乾き切った畑に水を吹きかけている。


 宮古島地方は台風7号に伴う12日の29㍉以降、降水量ゼロの日が続く。キビへの干ばつ被害はじわりと進み、葉が萎える現象が見られるようになった。各農家は被害を最小限に抑えるため、かん水を申し込んでいるという。

 宮古地区トラック事業協同組合によると19日から29日までの11日間で、3590台分をかん水した。製糖工場管内別内訳は沖糖1500台、宮糖1590台、伊良部が500台。29日は沖糖が250台、宮糖208台とフル稼働だった。

 宮糖の給水所には30日、トラックがひっきりなしに出入りし、給水待ちをする車も見られた。

 28歳の男性運転手は、上野の名加山辺りと12往復した。「暑さの中、散水は大変だが、被害を防ぐためには頑張らないと」と気を引き締めていた。水は種苗用や春植、株出に優先してかけているという。

 かん水の1巡目は、1農家当たり30㌃(9台)まで。費用は1台当たり3500円で市の補助が2000円、農家は1500円負担する。かん水は製糖工場の原料員に申し込む。

 宮古土地改良区は、大型トラックに使用できるⅢ型給水所18カ所を無料開放した。沖糖と宮糖の給水所も開放している。

 週間天気予報によると6日まで「晴れマーク」が続く。農家や農業関係者らは「早く雨が降ってほしい」と願う。


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