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2013年8月1日(木)9:00

宮古島税務署長/齋藤 栄さん(59歳)

納税者視点でサービス


齋藤 栄さん

齋藤 栄さん

 宮古での勤務は1998年以来15年ぶり。「大変懐かしい」と相好を崩しながらも「納税者の視点に立った親切、丁寧なサービスの提供に努めたい」と気を引き締めた。


 宮古島税務所管内では、着任する税務署長が絶賛するほどe-Tax(イータックス、インターネットを使った電子申告・納税システム)の関心度が他の地域に比べて高い。

 8月1日からは午前8時30分~午前0時まで利用時間が延長されることから「今後とも関係団体と連携し、なお一層の普及、拡大に取り組みたい」と話した。

 日本の将来を支える納税者の育成も積極的に進める。現在、中、高校生を対象に税に関する作文の募集を行っており「多くの子供たちが応募してほしい」と呼び掛けた。

 課題もある。滞納残高は全国と比較して依然として高い水準だ。滞納全体に占める消費税滞納のウエートも年々増加傾向にある。

 「真面目な納税者には優しい対応を、悪質な滞納事案に対しては、厳正かつ毅然とした対応を行っていきたい」

 適正、公平な課税の実現のためにも滞納の未然防止策の推進を徹底する考えだ。

 齋藤 栄(さいとう・さかえ) 1954(昭和29)年3月生まれ。59歳。埼玉県出身。日本大学法学部卒。72年関東信越国税局採用。98年平良税務署総務課長。2002年国税不服審判所東京支部副審判官、沖縄国税事務所税務相談室長などを経て13年7月現職。座右の銘「誠心誠意」。趣味ウオーキング。

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