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2013年9月25日(水) 9:00

9業者の出荷量21・2㌧/養殖海ブドウ12年実績

前年の1・73倍 台風影響少なく豊作


収穫前の海ブドウの出来栄えを確認する仲間会長=高野の海ブドウ養殖場

収穫前の海ブドウの出来栄えを確認する仲間会長=高野の海ブドウ養殖場

 宮古地区の9業者が2012年に養殖した海ブドウ(和名・クビレズタ)の生産量は21・287㌧となった。前年(12・317㌧)の1・73倍。05年に収穫が始まって以降、これまでの最高だった08年の19・018㌧を更新した。県宮古農林水産振興センター農林水産整備課漁港水産班が、このほどまとめた。


 高野海ぶどう生産組合の仲間勝也会長によると、キロ当たりの卸値は3000円程度。これを元に試算すると、販売額は約6400万円になる。
 仲間会長は、増産の要因に台風の影響が少なかったことを挙げた。台風襲来の際はハウスのビニールや遮光ネットを取り外すため、雨水が養殖いけすに入り粒々が白く変色する被害が出るという。数年続いた9~11月にかけた生育不良は、同年はなく、今年も順調に生育している。


 仲間会長の販売先は、本土が9割を占めるまでに増えた。居酒屋や沖縄物産展業者が中心を占める。仲間会長はブランド化に向けた今後の課題に増産や漁協を通した販路拡大を示した。


 海ブドウの別名は、「グリーンキャビア」。高級食材として流通し、ネットでは「500㌘5000円」-の値が付くなどかなり高い。


 海ブドウの養殖技術は宮古で開発され、その後沖縄本島に渡った。05年に「里帰り」し陸上養殖が始まった。仲間会長が栽培している品種は宮古産で、粒が大きくて粒ぞろいもいいなど、品質に優れている。