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2013年10月11日(金) 9:00

JA出荷場が起工/平良野原越

来年4月に供用開始/島内農産物を一元管理


起工式でくわ入れを行い工事の安全を祈願する砂川博紀理事長(中央)ら=10日、平良西里

起工式でくわ入れを行い工事の安全を祈願する砂川博紀理事長(中央)ら=10日、平良西里

 宮古地区におけるJAおきなわの新しい農畜産物集出荷貯蔵施設の建設工事が10日、平良西里(野原越)の旧宮古農業改良普及センター西側で起工した。2014年4月に供用を開始する。これまで四つの支店に搬入されていた農産物を一元的に管理し、品質の統一を図る。起工式には多数の関係者が出席、工事の安全を祈願し、新工場の竣工に伴う野菜、果樹生産の一層の振興に期待を込めた。


 同施設は、品質の安定を求める市場のニーズに応えて建設。一元集荷して各品目の品質やサイズの基準を統一し、市場の信頼向上やブランド化につなげる。


 敷地面積は1万4000平方㍍。施設面積は3260平方㍍を確保した。事業費は6億3700万円。国が4億400万円、県が5100万円を補助する。


 施設内には、ゴーヤーとマンゴーの選果機を導入して作業の効率化を図る。
 ゴーヤーの品質とサイズは機械で識別し、傷の有無や箱詰め作業などは人力で対応する。


 マンゴーはサイズのみを選別し、品質の判定は人の目で行う。果実一個一個の糖度を測定することも可能で、高品質マンゴーの見極めが迅速にできる。


 カボチャやトウガン、メロン、タマネギなどの野菜を置くスペースも1500平方㍍の広さを確保した。


 起工式では、JAをはじめ工事の請負業者、関係団体の代表らが工事の無事故無災害を祈願。引き続き行われた直会で新しい施設の着工を祝った。


 JAおきなわの砂川博紀理事長は「これまで4カ所に点在していた集荷場をまとめることで集出荷業務を合理化できる。施設には高度な機器も設置する」と新施設の利点を強調。「宮古地区の農産物のブランド化が促進され農家所得の向上にもつながる」と述べた。


 建設工事は尚輪興建・西里建設の特定建設工事共同企業体が請け負う。工期は14年3月15日まで。