東京などで企業訪問へ/地域雇用創造協
高校生と保護者へ説明
宮古島地域雇用創造協議会(会長・長濱政治副市長)は、地元高校生を対象とした「地域にない職種の企業への訪問」事業を11月18~23日まで、東京などで実施する。同事業の保護者説明会が22日、市役所平良庁舎で開かれ、担当者がスケジュールや訪問企業などを説明。参加高校生は一人一人が抱負を語った。
県内では見学することのできない職種企業の事業内容などを学ぶ同事業は、県の地域型就業意識向上支援事業を活用し、昨年度から実施。事業期間は3年間で初年度は13人が参加。今年度は市内4高校から男子7人、女子13人の計20人の1、2年生が参加する。
訪問企業は、全日空、インテル、キッコーマン、小林デザインスタジオ、日本科学未来館、オリエンタルランドなどで、東京大学の見学も行う。
保護者説明会で長濱副市長は「沖縄では見ることのできない会社を訪問して将来の職業選択の参考にしてほしい。保護者も子どもが帰ってきたら今後、何を目指すのかしっかりと話し合って、子どもをサポートしていけば良い方向に進むと思う」とあいさつした。
説明会では担当職員が、昨年の訪問の様子を写真や動画で紹介したほか、会社訪問のスケジュールや事前に行うマナー講習などの日程を説明。引率職員の紹介と参加高校生による自己紹介も行われた。
自己紹介の中で参加高校生たちは、「みんなで力を合わせて素晴らしい職業体験にしたい」や「学ぶだけでなく、ほかの高校の生徒たちとも交流を深めたい」、「みんなで一緒に成長したい」など抱負を示した。