ドッジボールで交流/西辺小と安和小の児童
沖縄離島体験交流促進事業の一環で、名護市立安和小学校(仲村志郎校長)と西辺小学校(新里二男校長)の5、6年計35人の交流会が31日、西辺小学校の体育館で行われた。子どもたちは、ドッジボールなど貴重な体験を通し、新しい友だちをつくった。
同事業は、将来を担う児童生徒が、離島の重要性および魅力に対する認識を深めるとともに沖縄本島と離島の交流の促進により、離島地域の活性化を図るのが目的。子どもたちは、自然・歴史・生活文化・生業を体験する。
安和小の5、6年計15人は30日に来島し、西原地区で2日3日の日程で民泊している。引率は松田政美教頭と井上雅博教諭。気持ちよく迎え入れている西辺小の5、6年は計20人。
両校の学校・文化の紹介で、西辺小の児童たちは「西辺小学校は今年で創立123年。全児童最多の時は590人いたが、現在は約10分の1に減って68人」と語った。宮古方言講座では「畑に行こうは『パリんかいずう』」などを説明した。
安和小の児童たち「名護市には樹齢300年を越えるヒンプンガジュマルが育ち、全国的に有名。県内唯一のビール会社などがあり、ビールを通して県内の地域と結びついている」と話し、全員で空手演舞を披露した。
西辺小の宮里みちるさん(6年)と安和小の古蔵葉月さん(同)は「初めての交流会だったが、楽しかった。忘れられない思い出になった」と感想を話した。