2013年11月4日(月) 9:00

声合わせ、大地踏みしめ/第12回クイチャーフェス

地域の踊り誇らしげに/伝統、創作などに35団体出演


35団体1500人が出演しクイチャーの魅力を内外にアピールした第12回クイチャーフェスティバル(写真は友利のクイチャー)=3日、カママ嶺公園多目的広場

35団体1500人が出演しクイチャーの魅力を内外にアピールした第12回クイチャーフェスティバル(写真は友利のクイチャー)=3日、カママ嶺公園多目的広場

 第12回クイチャーフェスティバル2013(主催・同実行委員会)が3日、カママ嶺公園多目的広場で開催された。「伝統」「創作」「その他の芸能」の各部に35団体1500人が出演。子どもからお年寄りまでが地域に伝わるクイチャーを誇らしげに踊り、その魅力をアピールした。


 「ぷからす(喜びと感謝の)とぅーふたーつ(12回、一巡)」がテーマ。午後2時から始まったフェスティバルは、参加者を交えての「クイチャー大共演」を含めて午後8時ごろまでの約6時間にわたり繰り広げられた。


 「伝統の部」「創作の部」にそれぞれ12団体、「その他芸能の部」などに11団体が出演した。


 常連組や初出場など、それぞれの地域に伝わるクイチャーのほか、子どもたちや若者らがクイチャーの基本踊りを演舞に取り入れて踊る「創作クイチャー」などを披露し、地元客や観光客の手拍子を誘った。


 プログラムの中盤と最後には出演者と観客が一緒になっての「クイチャー大共演」を実施。クイチャーの持つ歴史に思いをはせながら、五穀豊穣を願い全員で大地を踏みしめた。


 大会長の下地敏彦市長は「先人たちが築き踊り継いできた貴重な文化は人と人を結びつけ、心と心を繋ぎ、地域に根差した絆として守り継がれていくことと思っている」とあいさつした。


 県宮古事務所の安里肇所長はフェスティバルが回を迎え、今回のテーマ「とぅーふたーつ」に使用されたことに触れ「干支が一巡したことに鑑みて、初心に立ち返りまい進しようとの意味が込められていると聞いた。今後とも継続して開催され、発展するよう期待する」と祝辞を述べた。


 京都出身で宮古在住16年になるという羽路立清さん(45)は「最初見たときは単調な踊りで理解できなかったが、何度も見るうちに素朴な踊りや歌が胸にじわりと染み込んできた。これが伝統の持つ重みだと感じた」と話した。