歯の健康づくりに成果/宮古地区歯科医師会
伊良部小・中を初表彰/地域挙げ15年前から取り組む
「いい歯の日(11月8日)」にちなみ、宮古地区歯科医師会(歯科医師・我如古充会長)は13日、伊良部中学校(平良善信校長)と伊良部小学校(砂川靖夫校長)に子どもたちの歯と口腔の健康づくりが優れているとして、同医師会では初の表彰状を贈呈し、子どもたちと
全教諭に歯ブラシを贈った。子どもたちは、白い歯の最高な笑顔で歓声を上げていた。
表彰式後、15年前から両校の学校歯科医を務める鶴見大学(神奈川県)歯学部の非常勤講師で伊良部中央歯科医院長の波平篤樹さんは「学校・児童生徒・地域が一体となって取り組んでいる成果」と高く評価した上で、今後ともむし歯のないきれいな歯・丈夫な歯づくりに向け取り組んでいく姿勢を示した。
一体の活動では、健全な食生活習慣の指導やブラッシングの励行、フッ化物洗口、歯科検診後の治療などを行い、むし歯の抑制・予防に取り組んでいる。
同中学校の全生徒69人の歯科検診結果(6月11日現在)は、むし歯のない人60人、むし歯のある人9人。現在の全生徒数は68人。
同学校の表彰式で、我如古会長は「これからも今まで以上にお口の中の健康を守ってください」と激励した。
平良校長は「子どもたちは今後もお口の中の健康、むし歯予防でさらに精進していくと思う」と述べた。生徒を代表して島尻晃希君(3年)は「むし歯のない健康な歯で、口を大きく開いて笑うようになった。丈夫な歯で食事を食べると、とてもおいしい」と笑顔で語った。
一方、同小学校の表彰式では、全児童154人が参加。我如古会長は「宮古地区歯科医師会は、皆さんが歯を大事にしている努力に感謝している。これからも素晴らしい成果を上げてください」と励ました。
砂川校長は「15年前から歯科医師の波平先生にお世話になっており、先生に感謝したい。子どもたちはきれいな歯と丈夫な歯で勉強・スポーツでも頑張っている」と語った。児童会役員の吉浜にいこさん(6年)は「これからも歯の健康に気を付けてきれいな歯にしたい」と意欲を見せる。