綺麗なフォームで走ろう
アジア記録保持者が直接指導
NPO法人アジアクラブ(那覇市、緒方修理事長)主催の陸上教室が30日、2日間の日程で伊良部カントリーパークの陸上競技場で始まった。40代男子100㍍で10秒87の日本・アジア記録保持者、譜久里武さん(42)=久米島出身=ら3人が講師に招かれ、短距離で欠かせないトレーニングの腕振り法などを優しく指導した。児童生徒約200人は、綺麗なフォームを習得していた。きょう1日午前9時から記録会が行われる。
アジアクラブは、県の2013年スポーツ・ツーリズム戦略推進事業(離島等スポーツ交流活性化事業)を受託して実施。沖縄におけるスポーツ・ツーリズムの定着を図るのが大きな目的。
スポーツ交流事業では、指導者の下でスポーツを通じた沖縄本島・近隣離島、県外と離島の子どもたちの交流を図り、継続的に楽しく運動を行いたいという内発的な動機づけへとつなぐよう位置づけている。参加費・渡航費・宿泊費は無料。
この日は、伊良部島や宮古本島、多良間島、沖縄本島、徳島県鳴門の子どもたちが参加した。子どもたちは、筋肉を柔らかくする腕振りなども学んだ。
譜久里さんは10月、ブラジルで開催された陸上の世界マスターズ選手権の男子100㍍に出場し、11秒12のタイムで銀メダルを獲得した。