吉武さん(U-17日本代表監督)が指導/サッカー教室開催
中学生対象にパス練習
日本サッカー協会公認S級コーチで、17歳以下のサッカー日本代表監督の吉武博文さんによるサッカー教室が5日、平良中学校で行われた。今回の教室には平良中から25人、久松中から3人が参加し吉武監督から熱のこもった指導を受けた。吉武さんによるサッカー教室は6日に北中学校、7日に宮古高校でも行われる。
吉武さんは「今回の教室ではサッカーとは何か、サッカーを理解するような練習をしたい」と述べた。
教室では、味方、相手の動きを見ながらパスをつなぐ練習を行い、ボールを受けやすい動きやパスを受ける時も次につなげるために常に周囲を見ることの大切さが呼び掛けられた。
吉武さんは数年前から宮古サッカー協会と親交があり、これまで何度も宮古でサッカー教室を行っている。
10月にUAEで開催されたFIFAのU-17ワールドカップでは、ヨーロッパ1位のロシア、南米2位のベネズエラ、アフリカ予選3位のチュニジアを圧倒し3勝でグループリーグを突破。決勝トーナメント1回戦では、惜しくもスウェーデンに競り負けた。
この大会で吉武監督の日本代表が展開したボールの支配率で常に相手を上回り、テンポの速いパスワークと、ボールを奪われても数的優位をすぐに確立してボールを奪い返し、矢継ぎ早に攻撃を展開するサッカーは世界に大きなインパクトを与えた。
そうした吉武さんからいろいろなことを学ぼうと生徒たちは、指摘内容や助言に真剣な表情で聞き入っていた。