11団体が活動の成果/市育成連絡協
伝統芸能など堂々と/市子連子ども祭り盛況
宮古島市子ども会育成連絡協議会主催の第7回市子連子ども祭りが7日、下地農村環境改善センターで行われた。11団体の子どもたちが舞台で躍動、日ごろの活動の成果を堂々と発表して表現力を高めた。
この祭りは、各地区の子ども会に発表の機会を提供し、豊かな感性を育んでもらうことが狙い。対人関係をはじめとする社会性、生きる力の育成も兼ねた。
開会式で市子ども会育成連絡協議会の奈良俊一郎会長は「きょうは一生懸命練習してきたことを精一杯発表してください」と呼び掛けた。父母らには「次代を担う子どもたちにさまざまな社会体験の場を与え、心身共にたくましく感性豊かな人材に育てることは私たちにとって急務な課題」などと述べ、学校教育以外でも子どもたちに貴重な体験の場を与えられる環境の必要性を訴えた。
宮古島市教育委員会の川満弘志教育長も駆け付けて子どもたちを激励した。その上で主催団体の活動を高く評価し、「宮古の大人は本当にすごい。子どもたちをどういうふうに育てようかと一生懸命に考えて行動していることに敬意を表したい」と話し、子どもを体験活動に導く取り組みの継続と充実に期待を込めた。
この後、参加11団体の発表がスタート。約130人が舞台に上がり、伝統芸能や吹奏楽、踊りで日ごろの活動の成果を発表した。
1番手は伊良部の新風太鼓子ども会が迫力の和太鼓を披露し、力強い演舞で観衆を魅了した。
東小の児童は吹奏楽を演奏。二重越子ども会は踊りで盛り上げた。保良子ども会は保良のヨンシー、豊原子ども会はエイサー演舞で勇ましさをアピール、宮古高校のダンスクラブはリズム感たっぷりのダンスで大きな拍手を誘った。
最後は下地子ども会による下地原のクイチャーで締めくくった。会場の全員が輪になって踊り、祭りを通して交流を深めた。