新鮮野菜に市民らどっと/宮総実で生産物即売会
宮古総合実業高校(伊志嶺秀行校長)は7日、同校で生産物即売会を実施した。新鮮野菜や草花、牛肉、パンなどを市価より安値で販売。各ブースは気に入った商品を買い求める市民らでにぎわった。
日ごろの学習の成果を発表することで、生徒たちに自信と誇りを持たせることや、接客の基礎を体得することなどが目的。同校の▽海洋科学科▽生物生産科▽生活福祉科▽食品科学科▽環境工学科▽食と環境科(フードクリエイト、環境クリエイト)-の生徒396人が参加した。
農場から収穫したばかりのキャベツやダイコン、ホウレンソウは主婦たちに大人気。1個150円のキャベツは新鮮さも手伝ってわずか分で売り切れる盛況ぶりだった。
初めて来たという主婦(62)は「チーズケーキを目当てに来たけど、どれもこれも安いので思わず買ってしまった」と話し、両手の袋にはホウレンソウやネギ、タマゴなどでいっぱいだった。
生活福祉科の下地芙希子さん(1年)は「種まきから育てたキャベツです。売れるのが早すぎてびっくりしています」、食と環境科の川上翼君(1年)は「この日のために2学期から取り組んだ。自分たちが育てた野菜が売れるのはうれしい」とそれぞれ笑顔だった。