福里、赤嶺さんを派遣/宮高ウエートリフティング部
全日本競技者育成合宿へ
宮古高校で下地忠彦教頭が12日、会見を開き、ウエートリフティング部の福里悠さん(2年)と赤嶺桃香さん(1年)が、全日本競技者育成強化合宿(主催・日本ウエイトリフティング協会)参加者に選抜され、派遣されると発表した。同プログラムへの派遣は宮古からは初。
福里さんは22~27日まで、東京の「味の素ナショナルトレーニングセンター」で高校2、3年生を対象にした「ジュニアエリート研修合宿」に参加する。
赤嶺さんは県沖縄工業高校で20~24日まで行われる中学生と高校1年生を対象にした「ジュニアユース研修合宿」で強化トレーニングを受ける。
昨年4月からウエートリフティングを始めた福里さんは「最初は選ばれて驚いた。めったにない経験なので、この合宿で自分のレベルを知って、これからに生かしたい。不安だけれど楽しみ」と今の気持ちを述べた。
福里さんは「2013年度第15回全国高校女子ウエイトリフティング選手権大会」の63㌔級でスナッチ77㌔、ジャーク90㌔と自己ベストを更新し準優勝した実績を持つ。
赤嶺さんは「ウエートリフティングは練習の成果がきちんと出るので、楽しい。始めてまだ1年たっていないので、選抜された人たちから良い点を吸収して自分のものにしたい」と抱負を語った。目標は2人とも7年後の東京五輪出場だ。
ジュニアエリートは全国から男女合わせて36人、ジュニアユースは九州ブロックから男女合わせて10人が選抜され合宿に参加する。参加者は学校単位のスポーツの評価と各大会での実績を基に選抜される。
2012年ロンドン五輪の女子重量挙げ48㌔級で銀メダルに輝いた三宅宏美さんも、全日本競技者育成強化合宿でトレーニングを積んだ。