2014年1月1日(水) 8:54

地域一体で虫歯予防/伊良部地区

波平歯科医中心に取り組む/伊良部小・中学校



幼稚園児たちの歯の健康状態をチェックする波平さん

幼稚園児たちの歯の健康状態をチェックする波平さん

 きれいな歯で笑顔満開-。昨年、宮古地区歯科医師会(我如古充会長)が11月8日の「いい歯の日」にちなみ、伊良部中学校(平良善信校長)と伊良部小学校(砂川靖夫校長)に子どもたちの歯と口腔の健康づくりが優れているとして、同医師会として初の表彰を行った。伊良部地区では伊良部中央歯科医院長の波平篤樹さんが中心となり地域が一体となって子どもたちの歯の健康づくりに取り組み大きな成果を上げた。この取り組みは各方面から注目を集めている。



 波平さんによると、2000年以前の伊良部地域は子どもたちの虫歯数が全国、県平均よりも圧倒的に多く。県内でも悪い宮古島全体の平均よりもさらに悪かった。


 こうした状況から、波平さんは子どもたちの歯の健康を守ろうと2000年から保育園での歯科健康教育、指導およびフッ素塗布をスタートさせた。
 この取り組みは、年を追うごとに学校、地域、保護者の理解を得て地域一帯の取り組みとして展開し始めた。


 現在も健全な食生活習慣の指導やブラッシングの励行、フッ化物洗口、歯科検診後の治療などを行い、虫歯の抑制・予防に取り組んでいる。


区医師会評価し表彰


 この取り組みの成果は数字として表れている。宮古福祉保健所によると、08年段階における同所管内の中学1年生の1人平均う歯(虫歯)の数は県平均の2・9本に対して4・1本と大きく上回っていた。


 特に同所管内の中でも伊良部中は08年段階で宮古全体の平均よりも高い4・2本だったが、12年は全国平均の1・0本に並んだ。


 波平さんは「大切なことは虫歯を発生させないこと。今やっているフッ素による予防はそれが目的。歯の質を向上させることと子どもたちにとって歯みがきが手を洗うような感覚になるよう取り組んだ。それに学校、先生、父兄が理解してくれて地域全体で取り組めたことが現在の成果になった」と述べた。


 波平さんによると、伊良部小学校6年生のDMF(虫歯を経験した歯)指数は、02年が5・8本だったが取り組みを進める中でどんどん減り続け11年は0・3本、12年は0・4本となった。


 この数値は、県平均の2・50本、全国平均の1・21本を大きく下回っているとしている。


 この大きな成果は各方面で注目を集め、波平さんは県内各地の講演会に呼ばれ、これまでの取り組みや虫歯の発生抑止と予防の大切さとそれを地域が一体となって取り組むことの大切さを訴えてきた。


 現在も伊良部小と同中の児童生徒たちは、給食時間終了後に歯みがきの時間が設けられ、太陽の下で健康な白い歯を輝かせながら日々、歯みがきに取り組んでいる。

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