2014年1月7日(火) 8:55

「年頭に、2014」(行雲流水)

 元旦の早朝、東平安名崎では車の列が延々と続き、寒風の中、幾つかの人々の群れが初日の出を待っていた。やがて、東雲(しののめ)の空を彩りながら、雲間から太陽が輝きだした。2014(平成26)年の夜明けである


▼その美しさは、おもろ人の日の出賛歌を思い起こさせる。「天に鳴響(とよ)む大主(おおぬし)/明けもどろの花の/咲い渡り/あれよ 見れよ/清らやよ/地天鳴響む大主」


▼年が明けると、どこからともなく宮古の「正月ぬえーぐ」が聞こえてくるような気がする。えーぐ(アーグ)は寿(ことほ)ぐ。新しい年を迎えて私は脱皮するほどに、羽が生えるほどに(うれしく)思う。そして根岩(にびし)のように、島のある限り、親は若々しく元気でいてほしい


▼それにしても、厳しい年明けである。昨年末、「第9交響曲」は叙唱で歌った「おお、友よ、このような調べではなく、もっと快い喜びに満ちた歌を歌おうではないか」。続いてコーラスは「切り離されたものを再び結びつけ、人々はみな兄弟となる」と歌ったのだが、『第9』の主題である「苦悩を突き抜けて歓喜に至る」ように私たちは混迷の霧を払いのけて光明を見いだすことができるだろうか


▼年頭に、「小さい多彩な輪が連なる大きな輪」を描いてみた。小さな輪は、巡る季節の輪と虹色の花の冠。食卓を囲むだんらんの輪と踊るクイチャー。未来を語る討論の輪であり、「抑圧」を包囲する人間の輪である


▼小さい輪が連なった大きい輪は強靱(きょうじん)で、弾力性に富む。内に多彩な豊かさを蓄えながら、はびこる「不条理」をはね返す。

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