2014年2月11日(火) 8:55

「高校生の学習」(行雲流水)

 高校時代は心身が飛躍的に発達する時期である。その発達課題を充足させるため、学校では運動や教科の学習が系統的に行われている。彼らは教科で自然や社会、人間について学習しているが、その一端をセンター試験の問題を通してのぞいてみた


▼彼らは、宇宙誕生のドラマを学んでいる。宇宙は138億年前にビッグバンによって誕生、今も膨張し続けている。それが説明できる理論を学んでいる。ビッグバンが起こる前の状態はまだ分かっていない。想像を絶する宇宙についての学習は彼らの知的好奇心を刺激するに違いない


▼古今東西の哲学・思想について彼らは学んでいる。カントは著書『純粋理性批判』で、ものごとの認識は、対象への依存(模写)によると考える従来の考えを転換、認識は人間固有の先天的形式で統合統一(構成)されると考えた


▼『実践理性批判』では道徳律(道徳法則)を至上命令とした。次の言葉が美しい「感嘆と崇敬を持って心を満たすものが二つある。わが上なる星の輝く空と、わが内なる道徳律である」。『判断力批判』では「美」について考察、美や芸術は有用性や道徳性に関係なく、想像力(構想力)の自由な働きによるとした


▼カントの著書は一般には難解である。学習用に整理された知識を学ぶことは結構だが、気にならないでもない。カント自身「哲学を知ることではなく、哲学することが大切である」と書いている


▼ともあれ、知的水準を考慮に入れることは、高校生理解の一環として重要であろう。

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