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社会・全般
2014年4月11日(金)9:00

長寿全国1位奪還へ

「復活県民会議」を発足/官民一体運動展開


「健康長寿おきなわ復活県民会議」の初会合であいさつする会長の仲井真弘多知事(中央)=10日、県庁

「健康長寿おきなわ復活県民会議」の初会合であいさつする会長の仲井真弘多知事(中央)=10日、県庁

 【那覇支社】県は10日、健康長寿おきなわ復活県民会議(会長・仲井真弘多知事)を発足させた。2040年に男女平均寿命の全国1位奪還を目指し、約70団体が参画し官民一体で県民健康づくり運動を展開する。

 県庁で開いた初会合で、仲井真知事は「一番の自慢であった健康長寿が悪い方向に変化したのは誠に残念。オール沖縄で取り組んでいきたい」と述べた。

 会議では「ゆいまーる」の心で健康づくりの地域ネットワークへの参加や働き盛り世代への積極的な取り組みなどを盛り込んだ「いちまでぃん ちゃーがんじゅー(いつまでも元気で長生き)県民宣言」を承認。具体的な行動指針として、健康診断の定期的な受診や肥満解消、適正飲酒を重点項目に掲げて地域や職場で取り組むことを確認した。

 県の調査結果の報告では、10年に女性の平均寿命が87・02歳と全国1位から3位に転落し、男性は79・4歳と30位に後退して全国平均(79・59歳)を下回ったとし、特に35~59歳の働き盛り世代の脳血管、肝疾患や急性心筋梗塞による男性死亡率が高い水準にあると指摘した。当面の目標として、県民の課題である生活習慣病対策を強化して20年までに20~64歳の死亡率を10%減らし、その後も毎年低下させたいとしている。

 同会議は市町村や経済団体、保健医療福祉団体、教育関係、労働団体、報道機関など県内の各界各層の組織で構成。県老人クラブ連合会や県婦人連合会も加わり、健康長寿県の復活に向けて今後幅広い県民運動に取り組むことを決めた。

 5月22日に那覇市の県立武道館アリーナ棟での「キックオフイベント」として、基調講演やパネルディスカッションなどを予定している。


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