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産業・経済
2014年4月19日(土)9:00

グリコ「芋人」を発売

宮古島産紫イモ使用


下地市長(右)を表敬した仲持さん(中央)と宮城社長(左)=18日、市長室

下地市長(右)を表敬した仲持さん(中央)と宮城社長(左)=18日、市長室

 国内大手の菓子メーカー「江崎グリコ」(本社・大阪市)が宮古島産の紫イモ「ちゅら恋紅」を使った、かりかり食感のスナック菓子「芋人(いもんちゅ)」を発売した。同社沖縄営業所の仲持正末さんらが日、トライアスロン宮古島大会長の下地敏彦市長を訪ね、「大会に役立てて」と200個(箱)を寄贈した。大手菓子メーカーの宮古島産紫イモの使用は、市が主導するイモ産業化の追い風になりそうだ。

 「芋人」は宮古島発の土産品として、県内限定で販売する。価格は1箱800円。宮古空港ターミナルの売店などで扱っている。

 イモを使った従来の菓子は、紅芋タルトなど半生タイプが多い。グリコは今回、スナックタイプがないことに目を付けて、製品化したという。

 菓子の色は紫で一粒は直径1㌢、高さ1㌢ぐらいの円柱形。ほおばるとイモの香りが口いっぱいに広がる。味はイモの甘さに薄塩味を絶妙に調和させた。

 試食した下地市長は「素晴らしい味。必ずヒットすると思う」と絶賛した。

 「芋人」の原料は①市の委託を受けて「南国食楽Zu」(宮城正明社長)が紫イモのペーストを加工②沖縄製粉が同ペーストを粉末にしてグリコに調達-のルートを通る。

 同席した宮城社長は「沖縄製粉と連携して、グリコにお願いしていたところ、受け入れていただき感謝している。紫イモの販売はこれから伸びていく。今後とも宮古の農業発展のために頑張りたい」と、紫イモの一層の販路拡大に意欲を見せた。

 仲持さんは「原料には宮古島産のいいイモを使っている。トライアスリートの皆さんには、土産に持ち帰り各地に広めていただきたい」と話した。


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