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2014年5月13日(火) 8:55

「母の日」(行雲流水)

 三好達治の詩にあるように、「海」という字の中には「母」がある。またフランス語では母(m●(●はeの上に′)re)の中に海(mer)がある。母は海、生命のふるさと、深くて広い。嵐も吹けば虹も出る


▼去る日曜日は「母の日」。本紙に、子供たちの描いた母親の似顔絵や母親への感謝のメッセージが多数掲載されていた。作品群は、ほほ笑ましさの中にも、母子愛の深さと美しさを感じさせた


▼サトウハチローにはこんな詩がある。「弱くて強くて不思議な母さん/悲しい時はそんなに泣かず/うれしい時には涙をこぼす/母さんそよ風 柳の小枝/くすくす笑いのこぬか雨」


▼母の愛を称えた歌がある。1「何時もいつも口ずさむ歌、それはお母さんに教わった歌、どんなときでも私が歌えば、誰とでも心の触れ合う愛の歌」。2「何時もいつも胸に咲く花、それはお母さんに頂いた花、夏も真冬も心に開いて、誰とでも楽しく分け合う愛の花」。3「何時もいつも宵に出る星、それはお母さんを喜ばす星、青い優しい光をたたえて、慰めの想いに輝く愛の星」。母親から受けた愛が、やがて社会で花開く


▼母親には切なさも。「そえから そえからと せがむボク/それから それからと続ける母/ボクが大きくなり、そえから そえからが、この部屋から消え…/それから それから 母の夜はわびしくなったのです」(サトウハチロー)


▼時は流れていくが、母はいつも懐かしさの原点。「ああ、麗しい距離(デスタンス)/つねに遠のいてゆく風景…/悲しみの彼方、母への/捜(さぐ)り打つ夜半の最弱音(ピアニシモ)」(吉田一穂)。

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