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2014年5月16日(金) 8:55

PTA活動に母ちゃんパワーを/仲里宏美

私見公論94


 「会長は嫁がやります」


 役員決めで、姑がいきなり手を上げ宣言した。これは、14年前の幼稚園の入園式後の保護者会での出来事。これがきっかけになり、私は幼・小・中・高とPTAの役員をさせていただくことになった。現在もまだ現役継続中! 後日、姑に尋ねると、私と娘のために手を上げたそうだ。その頃沖縄本島から引っ越して来たばかりで、私にも娘にも知り合いがなく、何となく居心地が悪いような様子の私たちを慮(おもんぱか)り、知り合いを作るための方法だったようだ。姑の計らいは的中し、PTA活動を通して、同年代の子どもを持つ保護者と親しくなり、その祖父母や地域の方たちへとどんどん広がっていった。今、振り返ると姑に感謝している。


 さて、5月に入り、各小・中・高校でPTA総会が行われている。皆さんの学校では、スムーズに役員が決まっていますか。学級懇談会になると出席者が少ないよ、役員のなり手がいないよ、と耳にします。


 先日もテレビでPTAについて特集をしていたが、全国各地でもPTAの役員を決めるのが大変になっているとのこと。私は会長・副会長や各専門部長は、できる人(リーダー的素質を持っている人)がなっていくと思います。しかし、PTA活動は、この人たちだけでは成り立ちません。一緒に活動してくれるPTA会員の皆さんの協力が必要だと思います。しかし、夕方6時半ごろから行われる○○委員会、その後の懇親会、そして行事当日と、全てに参加しなければならないというスタンスを持つと、自分自身が辛くなると思います。できる時は積極的に参加し、さまざまな都合でできない時は他の会員に任せてもよいのではないでしょうか。


 ところで、なぜ私は14年という長い間PTA活動に参加してきたのだろうか。そして、現在も続けているのだろうか。まず一つは、姑の勧めであったこと。これがきっかけになり、知り合いが増えさまざまな委員活動に声をかけてもらったり、こうして私見公論を書くことになったりと、人とのつながりが広がっていったこと、これからも広がっていくことが楽しくてしかたないのだと思います。


 二つ目は、学校に行くことが増えると先生たちと話すことが増えるからだと思います。子どものこと、先生の考えや私たち親の考えなどを話すことによって、学校や先生との信頼関係がより深くなっていくと思うからです。


 三つ目は、親が学校に行くことで子どもの様子が変わるからです。子どもって常に親に見られていると分かると何事にも意欲が湧き、積極的になります。これは意外と思春期の中・高校生でも当てはまります。ただ照れているだけで内心はうれしいものなのですよ。


 だから、お母さん、ぜひPTA活動に参加してみませんか。では、どうすればPTA活動に参加しやすくなるのでしょう。おそらく多くの母親はできるだけ学校に行って子どものために何かしたいと思っていると思います。しかし、仕事を持っていたり、小さい子どもがいたり、ましては介護をしていたりすると時間を作るのが難しくなると思います。


 そこで出番なのが、おじい・おばあに父親です。母親がPTA活動に参加しやすいように協力をお願いします。私も、祖父母や夫には助けられました。下の子が小さい時は夕飯から寝かしつけまでやってくれました。


 他にも子どもを預かってくれるファミリーサポートセンターを利用したり、学校で託児所のような場所を準備したりする方法も考えられます。また、参加したくても行きづらいという母親もいると思います。私はできるだけ声かけをして誘ったり、母親だけでランチ会や懇親会を計画したりして、参加しやすい環境づくりを行いました。


 母親だけの集まりでは、子育ての悩み相談や学校でのわが子の様子などを他の母親から聞いたりもします。このような会から学校に行きやすくなり、PTA活動へと広がっていくのではないでしょうか。


 どうでしょう。ウーマンパワーならぬ母ちゃんパワーでPTA活動を活性化しましょう。
 (なかざと ひろみ・人権擁護委員)

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