04/25
2024
Thu
旧暦:3月16日 赤口 戊 
社会・全般
2014年7月20日(日)9:00

波照間のお年寄り来島/池間で民泊交流

医師同伴要介護者も/受け入れ家族と対面式


池間島と波照間島の皆さんが対面した交流会=19日、池間島離島振興総合センター

池間島と波照間島の皆さんが対面した交流会=19日、池間島離島振興総合センター

 日本最南端の「波照間島(八重山郡)」のお年寄りが19日来島し、池間島で民泊交流した。来島したのは小規模多機能型居宅介護事業所「すむづれの家」の利用者ら約40人。医師や保健師らが同行し、要介護者をも島外の旅に連れ出した。池間公民館で交流会が開かれ、波照間のお年寄りたちは土産に唄、三線、踊りをプレゼント。池間の皆さんは伝統芸能の「クイチャー」を踊り歓迎した。



 今回の交流は3年前に「すむづれの家」が開所した時、同施設の職員がNPO法人いけま福祉支援センター(前泊博美理事長)で研修したのがきっかけとなった。


 池間島と波照間島は、池間の人たちが製糖期に出稼ぎに行くなど、経済的なつながりも深い。「すむづれの家」の利用者に「どこに行きたいか」とアンケートを取ったところ、宮古島を希望する人が多く、今回縁のある池間島民泊が実現した。


 一行は午前9時45分に波照間島を出発し、石垣空港で飛行機に乗り午後4時すぎ宮古空港に到着した。


 池間島離島振興総合センターでは、民泊受け入れ家族との対面式が行われた。池間島の家族らは一人一人と握手を交わし歓迎した。


 前泊理事長は「島を出ることが難しい皆さんが、よく池間島まで来てくださった。池間島の心と池間島ならではの料理でもてなしたい。長生きして何回も来てほしい」と来島を喜んだ。


 交流会は会場を池間公民館に移して開かれた。


 舞台は「波照間島節」で幕を開けた。この日のためにと練習を重ねてきた皆さんの唄、三線は息ぴったり。歌い終わると、会場のみんなが大きな拍手を送った。続いて宮古民謡の「なりやまあやぐ」「デンサ節」「おとめ心」「美ら清ら宮古島」「安里屋ユンタ」などが披露され、盛り上がった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!