最優秀賞に新里さん/婦人の主張大会
優秀賞は吉田、砂川さん
第47回婦人の主張宮古地区大会(主催・宮古地区婦人連合会)が3日、下地農村環境改善センターで行われた。審査の結果、最優秀賞には「支え合う力で魅力ある婦人会を」と題し発表した新里まつ江さん(宮島学区婦人会)が輝いた。優秀賞には吉田和子さん(砂川学区婦人会)、砂川恵子さん(上野学区婦人会)が選ばれた。新里さんと吉田さんは9月に那覇市で行われる中央大会に宮古地区代表として出場する。
最優秀賞を受賞した新里さんは、地域活動に婦人会の関わりが弱いことを心配するも、地元出身者ではないことから活動をためらっていた。
しかし、「婦人会を次世代につなぎたい。婦人会のリーダーを育てることや魅力ある婦人会をつくることを目標として活動していく」と決意。「できることから始めよう」と、運動会への参加や神事の聞き取りなどを通して婦人会活動を広げていった。
そういった活動の中から地域の人たちに支えられていることや男女共同参画への糸口をつかんだり、青年会、老人クラブ、婦人連合会などと連携することの大切さなどを学んだ。
「社会全体が高齢化、少子化、過疎化が進み、小さな学区にとっては大きな課題だが、自分たちで前向きに考えないといけない」と問題提起も投げ掛けた新里さん。これからは「研修会への積極的な参加や他の学区との交流など、足元からできる計画、活動をしていきたい」と決意を示し、「魅力ある婦人会は連携から」と訴えた。
審査員は友利敏子さん、高江洲恵伝さん、下里典子さんの3人があたり▽発表内容▽音声▽表現態度-の3項目で審査した。
同大会は「婦人の知恵袋で豊かな地域づくり」をスローガンに開催。冒頭、あいさつした島尻清子会長は「さまざまな人との交流を深めながら、積極的な婦人会活動を展開していこう」と会員に呼び掛けた。