目指せ夢の甲子園/ドリームズ8期生が始動
中学校での部活動を終えた球児でつくる「宮古島ドリームズ」の8期生が本格的に動き出した。今年は9校から約30人が参加し、硬式球を使用した練習で汗を流している。目標は「宮古島から甲子園へ」-。全員が夢の甲子園を目指して白球を追い掛けている。
宮古島ドリームズは、甲子園で活躍できる選手の育成と、軟式野球から硬式球を使用する高校野球へのスムーズな移行を狙いに2007年に結成された。発起人は「夢実現!行くぞ甲子園!宮古島応援団」。
それ以降、中学校の部活動を終えた3年生を集めてチームを結成。毎週土、日曜日に練習を行っている。
遠征試合もあり、昨年のドリームズは県大会で3位に入る活躍を見せた。
今年も監督の豊見山真さんがチームを率いる。コーチは池田淳也さん、仲間松雄さん、狩俣幸男さんらが務め、来年春から高校野球に挑む生徒に硬式野球の基礎を教え込む。
豊見山さんは「それぞれの能力や技術を伸ばして高校野球につなげたい。けががないように、大切に育成する」と話す。8期生の生徒たちには「きょうからみんなはチームメート。同じ目標に向かって頑張っていこう。好きな野球をいっぱい楽しみながら、チームワークを磨いてほしい」などと呼び掛けた。
平良中から参加している新里浩隆君は「硬球は軟球より重たくて飛ばない。このドリームズでパワーつけたい」と意欲を話す。「元気よくプレーし県大会で優勝したい。最終目標は甲子園です」と力強く話した。
鏡原中の上地龍太君も宮古から甲子園に行くためにドリームズに参加。「小学校1年生から野球をやっていて甲子園は小さいころからの夢。達成できるように頑張りたい」と話した。
ドリームズを立ち上げた夢実現!行くぞ甲子園!宮古島応援団の平良勝之会長は「オール宮古でプレーできるところがドリームズの魅力。練習を通して友情を深めてほしい。ここで練習している子供たちがいつか甲子園に立つ姿をこの目で見てみたい。小さな島からでもやればできるというところを見せてほしい」などと期待を込めた。