全処理までに約2~3カ月/野田仮置き場の可燃ごみ
市民に「資源分別」を呼び掛け/市環境衛生課
市クリーンセンターの焼却炉施設不具合によって、先月18日から今月6日まで停止していた同施設が7日から再稼働し、9日から停止期間中に出た可燃ごみを貯留してあった仮置き場からの移動を開始した。平良野田の市最終処分場仮置き場からの移動と焼却処理は順調に進められているが、市環境衛生課(宮国克信課長)の試算によると、全部を焼却処理するまでに約2カ月~3カ月の期間を要することが14日、分かった。宮国課長は「同じ可燃物でも古紙などの資源ごみとの分別をしっかり行ってほしい」と市民への協力を呼び掛けている。
野田の最終処分場に仮置きしてあった可燃ごみの量は20日間の合計で約640㌧に達している。同課では9~13日(旧盆送り日の10日を除く)の4日間の移動ごみ量途中集計を明らかにした。それによると、4日間の合計(累計値)でパッカー車21台、4㌧トラック27台、2㌧トラック22台を稼働させ、約103㌧を焼却処理した。
焼却炉施設は1日分の処理能力(16時間稼働)が約60㌧程度。日常的に出される一般家庭などからの可燃ごみ(1日平均約54㌧)を加えた場合、焼却炉をフル稼働させても、仮置き場のごみ処理までには相応の期間を要する。
また、天候などによって移動搬入できるごみの量が大きく左右されることから、同課では最終処分場に貯留した可燃ごみ全部の処理を終えるのは2カ月~3カ月先になると見込んでいる。
宮国課長は「日常的に回収する可燃ごみも含めて順調に燃焼処理は行われている。ただ、古紙などの資源ごみが混入していた場合、その仕分けに時間が掛かることから、市民には資源ごみの分別をしっかり行うようお願いしたい」と呼び掛けた。