少年の家出を未然防止/宮古島署
活動強化で看板設置
夏休み明けに多発傾向にある少年の家出を未然に防止することなどを目的に宮古島警察署(平良英俊署長)で1日、「家出少年および福祉犯被害少年等の発見保護活動強化月間」に伴う看板の設置式が行われた。
設置式で平良署長は「夏休み明けは家出が多発傾向にあり、子供たちが犯罪に巻き込まれる可能性も高くなる。宮古地区は集団飲酒の発生が他地区よりも多い。社会の酒の販売、飲酒場所の提供なども大きな問題であり、こうしたことには厳しく対応していく」と述べた。
また、宮古島地区少年補導員協議会の野原勝也会長も「夏休み明けは心のゆるみから不良行為、家出が増えるので心配している。私たちも警察関係機関としっかり連携して子供たちの健全育成に取り組みたい」と述べた。
この取り組みは、関係機関・団体、地域住民に同月間を周知するとともに福祉犯罪被害の未然防止と家出少年の早期発見、保護活動を強化することが狙い。
子どもの家出や深夜はいかいは夏休み明けの時期に多発傾向にあり、その要因としては夏休み中に生活リズムが崩れてしまうことなどが上げられている。
このため9月を同月間として位置づけ、警察では家出少年を早期に発見、保護し、子どもたちを福祉犯罪から守るための活動を強化する。
地域に対しては深夜はいかいや家出少年を発見、または少年に悪影響を与える犯罪情報を耳にした場合は警察に通報するよう協力を呼び掛けている。