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2014年9月4日(木) 8:55

「マンゴーの出荷調整」(行雲流水)

 マンゴー農家は収穫直後から、来期へ向けての樹木手入れを始めるという。宮古島産マンゴーの「見栄え」と「おいしさ」は、優れた栽培管理技術によって作り出されている。成長期待産業の一つでもある


▼だが、量の拡大は質の低下をまねく場合がある。「悪貨は良貨を駆逐する」ともいう。量的拡大を図る前に高品質を維持する技術を確立しておくことが肝要だ。自然的要素(土壌、日照、雨量など)と技術的要素(剪定、施肥、摘果、病害虫防除など)を究明し、管理技術を確立することが先決だ


▼もう一つの問題は輸送力だ。生産量が倍増し、収穫ピーク時に台風が来たらどうするか。事前に「作戦計画」を確定しておくことが必要だ。場当たり的な対応では知恵がなさすぎる


▼収穫時期のピークを平準化する技術開発も必要だ。日照時間、室温と土壌温、給水、ミネラル分の投与時期など、生育条件は人為的にコントロールできるはずだ。かつて八重山のパインは、開花時期を調整することによって工場への搬入時期を平準化することに成功した


▼県立農業大学校では「年間を通してマンゴーを出荷するために、早生品種から晩生品種へ移行するプロジェクトに取り組んでいる」との報道もあった。豊見城のマンゴー農家が接ぎ木(台木)の新品種を求めてフィリピンの山奥まで行った話もある


▼探究心を持続して真剣に追いかければ情報は集まる。宮古の先人たちは進取の気性に富んでいた、と言われてきた。緻密に探求すれば、将来展望は開けると思えるのだが。

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