安全な水届けて/みつば保育園
井戸掘り資金に募金
発展途上の国々に安全な水を届けるために井戸を贈る運動を展開しているみつば保育園(島尻末子園長)の園児代表の15人が10日、平良西里郵便局(与那覇寛信局長)を訪ね、園児たちが夏の間に手作りの募金箱で集めた善意の募金3万4627円を「アジア協会アジア友の会」に振り込むよう託した。
贈呈式では、4歳の園児たちが「お水が無くて困っているお友達のために私たちのお金を届けてください。よろしくお願いします」と大きな声であいさつし、募金を与那覇局長に手渡した。
募金を受け取った与那覇局長は「皆さんがいろいろなことを我慢して集めた募金はしっかり届けます。皆さんの気持ちは募金を受け取った子供たちにきっと届くと思います」と述べた。
同園が毎年実施しているこの募金活動は、1984(昭和59)年から始まり、今年で31年目。水が無くて困っている友達が世界にいることに気づき、親子で世界に目を向け、助け合う豊かな心を育てることなどを目的に実施している。
同園では普段水を使い、水と戯れ、心地よい活動を体験するこの時期に合わせて「渇くアジアと世界に水を!」に賛同して飲み水が無く困っているアジアの友達のために7月22日~8月31日まで募金活動を展開した。
期間中は、同園の0~4歳までの園児80人が園で作製した募金箱を家庭に持ち帰り、大好きな物を我慢しながら少しずつ募金箱に入れてためてきた。