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2014年9月21日(日) 9:00

「病気になっても前向きに」/がんフォーラムで体験語る

フォーラムには一般市民や病院関係者など多くの人が来場し体験談に耳を傾けた=20日、市中央公民館

フォーラムには一般市民や病院関係者など多くの人が来場し体験談に耳を傾けた=20日、市中央公民館

 「今を心豊かに生きる生き方」と題して第2回がんフォーラムin宮古(主催・県がん患者会連合会)が20日、市中央公民館で開かれ、同連合会に所属する会員らが自らの闘病経験に基づいた体験談を語り、がんになっても前向きに生きることの大切さを訴えた。会場には一般の市民や病院関係者など多くの人たちが訪れ、体験談に耳を傾けた。


 体験発表で同連合会会長の田名勉さんは、喉頭がんにかかった時の経緯や告知を受けた時の様子などを説明した後、「声帯を切除摘出しなければならないと言われた時は正直、戸惑いがあった。どんな人でも同じだが、なぜ私がという重い気持ちになる」と述べ、「人生には三つの坂がある。上り、下り、そして、『まさか』という坂だ」と話し、突然襲ってくる病魔にも負けないしっかりした気持ちの大切さを訴えた。


 また、同連合会副会長で嘉手納町議会副議長の田仲康榮さんは、悪性リンパ腫で放射線治療と化学治療の両方を受けた経験を話した後、「がんになると、すぐに死を想起するが、前向きに生きることが最も大事。いったん、体に入った病魔を追い出すのはなかなか難しいが、生きる力こそ免疫力を高めていく」と述べ、発症から5年をかけて治療し、再発リスクを乗り越えたことなどを話した。


 地元宮古からは宮古病院で看護師として勤務する新城みゆきさんが体験談を話し、「告知された時は頭が真っ白になった。職業柄、がんの知識があったため、がんイコール死だという観念が拭えなかった」と述べ、抗ガン剤治療を受けながら「ぴあナース」という看護師でがん患者になった人たちで構成するグループに所属し、そこで知り合った仲間たちとの交流から「生きる勇気」を与えられたことなどを話した。


 フォーラムではこのほか、宮古においてもがん治療を行うことのできる拠点病院を早期につくることや、県がん対策推進条例に対する意見提示などがあった。

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