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教育・文化 社会・全般
2014年9月22日(月)9:00

豪快に「ヒヤサッサ」沿道でクイチャー披露

平良西原のミャークヅツ


ジャー(座)と呼ばれる広場で豪快なクイチャーを披露する男性=21日、平良西原

ジャー(座)と呼ばれる広場で豪快なクイチャーを披露する男性=21日、平良西原


 平良西原のミャークヅツは21日、中の日を迎え、男性たちが集落内をパレードしたり、ジャー(座)でクイチャーを踊ったりしながら五穀豊穣と子孫繁栄を祈願した。数え48歳の1年生と呼ばれる新入生は奉納角力を披露し、豪快な技を繰り広げた。ジャーは熱気に包まれ、地域最大の行事は終日にぎわいを見せた。

 


 黒の背広姿の男性を先頭に行われるパレードは午後3時に始まった。参加者は集落内の主要道路を強い西日に向かって進行。汗だくになりながら歩を進め、複数の場所で立ち止まってクイチャーを披露した。
 沿道には住民だけでなく地域の文化に関心を示す観光客らの姿も。数百人がゆっくりと歩く圧巻のパレードにくぎ付けだった。


 ジャーに着くと一斉にクイチャーを踊った。参加者は「ヒヤサッサ」の勇ましい掛け声とともに地面を踏みしめ、手を高く上げるクイチャーを踊り続けた。
 西原自治会の山村日出男会長は西辺フツで「パレードも踊りも盛大だった。今年もアパラギおばあたちに迎えられてミャークヅツを開催することができてうれしく思う」と感謝。「みんなで団結してクイチャーを踊り、豊年祭を盛り上げていきたい。みんなの健康が続くことを願っている」と力強くあいさつした。


 この後、マスムイウヤたちが今年生まれた子供の数を報告。代表の川満明さんが44人を発表すると会場の住民は割れんばかりの拍手で子孫の繁栄を祝った。
 数え48歳の1年生は先輩たちや地域の住民に奉納角力を披露した。白いシャツに黒のズボンといういでたちで土俵に上がり、本気の力勝負を繰り広げて歓声と拍手を誘っていた。最後は再びクイチャーを踊って熱狂。参加者は吹き出す汗を拭いながら笑顔で踊り、西原地区の一層の発展に願いを込めた。


 ミャークヅツは、旧暦8月か9月の最初の甲午の日に行われる平良池間、伊良部佐良浜、平良西原の最大行事。池間と佐良浜の男性たちは20日からクイチャーを踊り、豊作と豊漁、子孫繁栄を祈願している。


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