下地美寧さん(平良)最優秀/中学英語スピーチ・スキットコン
優秀は野原さん(上野)、狩俣君(砂川)
第7回宮古地区中学校英語スピーチ・スキットコンテスト(主催・宮古地区中学校英語教育研究会)が22日、県宮古合同庁舎で開かれ、スピーチの部では11人の生徒が意見や主張を英語で発表した。審査の結果、最優秀賞は平良中3年の下地美寧(みや)さん、優秀賞は上野中3年の野原寧々さんと砂川中3年の狩俣魁斗君が受賞した。最優秀の下地さんは将来は産婦人科医師になって島で安心して子育てできる手助けをしたいという夢を流ちょうな英語で発表し、審査員から高い評価を受けた。
この大会は、国際社会を豊かに生きる人材を育成することなどを目的に毎年開催。これまではスピーチのみの審査だったがより幅広く生徒たちに英語による発表の機会を与えようと今回から「スキットの部」と「プレゼンテーションの部」が新たに設けられた。
スピーチの部に出場した生徒は、5分という制限時間の中で自らの体験を通して生まれた意見や主張を表現力豊かに発表した。
最優秀の下地さんは、宮古島で産婦人科医が減っている状況などを紹介し「子育てに素晴らしい環境の宮古島で産科医となり、大好きな宮古島のために島で安心して暮らし子育てをしたい人たちの手助けをしたい」と訴えた。
最優秀賞の感想について下地さんは「県大会では課題を修正して自分が精一杯楽しめるような発表をしたい」と笑顔で話した。
優秀賞の野原さんは「ちょっと早口になってしまったが入賞できてうれしい。県大会で課題を改善して頑張りたい」と述べ、狩俣君も「きょうは自分のスピーチでみんな笑ってくれたのでうれしかった。県大会で今回以上に会場を盛り上げたい」と抱負を述べた。
講評で狩俣聖子審査委員長は、良かった点、改善点などを示した上で「英語は国際社会の中で重要なツール。何を伝えるためにも自分の考え、意見をしっかり持つことが大切。そのためにも学校生活では多くの経験を積んでほしい」と呼び掛けた。
下地さんら上位3人の生徒は、10月13日に開催される県予選大会に出場する。
そのほか、スキットとプレゼンテーションの部では福嶺中学校2年による「カルチャーショック」(スキットの部)が最優秀賞に輝いた。