特別警報時の村長出張ただす/9月定例会が開会
多良間村議会一般質問
【多良間】多良間村議会(森山実夫議長)の9月定例会が22日開会した。一般質問が行われ6氏が登壇し、伊良皆光夫村長と村当局の考えをただした。質疑では7月7日の特別警報が発令された台風8号発生時に伊良皆村長が島外に出張していた件が問われ、村の危機管理のあり方などが質問された。
答弁で伊良皆村長は「台風情報を聞き沖縄本島よりのコースを進む見込みとのことで、それほど多良間には影響がないとの見通しだった」と出張を決めた理由を説明した。また、出張の内容について「離島航空路線、機材更新に伴う重要要請だった。要請日程が変更ができないとの連絡を受けたので出発した」と述べ、那覇到着後に特別警報が発令されたのを知ったことを説明した上で、「判断を誤ったことを後悔している。今後は気をつけたい」と述べ陳謝した。羽地隆憲氏と豊見山正氏の質問に答えた。
富原安則氏は村内の各家庭に配布された「多良間村の住民自治を進める会」の文書について当局の対応についてただした。
これに伊良皆村長は「文書内容について発送元がはっきりしており、私から説明はすることはではない」とした上で、「村民がどう受け止めるかは重要だが、今後の対応を左右するような行動は慎まなければならないと思う」と述べるにとどめた。今定例会の会期は30日までの9日間。土日祝祭日を除く24~26と29、30日の5日間にわたり議案審議を行う。