「市民の創造」一堂に/市民総合文化祭
一般の部が開幕/上布、書、園芸作品ずらり
第9回宮古島市民総合文化祭(主催・宮古島市、宮古島市教育委員会、宮古島市文化協会)一般の部が17日、市中央公民館で開幕した。会場には宮古上布をはじめ美術、盆栽、華道、写真、書道、文芸など市民の文化活動の成果が展示されており訪れた市民が文化の秋を堪能した。一般の部は19日まで。主催者では多くの来場を呼び掛けている。
文化祭は、広く市民に文化と芸術に触れる機会を提供し、視野の拡大や新しい文化の創造と発展を図るために開催。テーマは「創造する市民の文化」。
会場には▽盆栽▽写真▽茶道▽織物▽書道▽華道▽生活文化▽文芸▽美術▽園芸-の各部会による作品が展示され、華やかな雰囲気に包まれている。
開会式が午前9時から行われ、下地敏彦市長は「文化祭は、工夫を凝らして創造した作品・芸術を発表する祭典」と強調。織物展に触れて、「宮古の誇る伝統文化工芸品の宮古上布や宮古織りなどにも興味や関心を持つ市民が増えることを期待する」と述べた。
続いて市教育委員会の宮國博教育長が「この文化祭が心豊かな街づくりに大きく貢献することを期待している」とあいさつした。
市文化協会の大城裕子会長は、「一つの作品との出会いが、その分野への扉を開くきっかけになるかもしれない。新たな自分との発見の場となれば幸い」などと話し、多くの市民の来場を呼び掛けた。
市議会の真栄城徳彦議長は「この機会に多くの市民が会場に足を運び、文化の創造意欲を高めることを切に願う」と祝辞を述べた。
この後、下地市長らがテープカットを行うと市民がどっと会場入り。各展示コーナーに足を運んで文化作品の数々を堪能した。お気に入りの作品に出会うと足を止めてじっくりと鑑賞、作品の完成度と出来栄えに引き込まれていた。
文化祭は19日まで。開場時間はきょう18日が午前9時から午後5時、最終日の19日の展示は午前9時から午後3時となっている。