上位入賞者が受賞報告/ものづくり大会
宮工の下地、根間君ら
【那覇支社】全国の若者がものづくりの技術を競う「第9回若年者ものづくり競技大会」(主催・厚生労働省、中央職業能力開発協会)で敢闘賞を受賞した、宮古工業高校3年の下地遼太君と根間勇喜君ら上位入賞者8人が20日、県庁を訪ね、下地明和商工労働部長に受賞を報告した。
同大会は7月29、30日に山形、茨城、滋賀3県で開催された。職業能力開発施設や工業高校で、ものづくりの技能を習得中の20歳以下の未就職者を対象に、機械製図(CAD)や旋盤など14部門に353人が出場。県内からは14人が参加した。
下地君と根間君は26チーム52人が出場したメカトロニクス部門に挑戦。工場の自動生産設備に似せた競技用の機械装置を使い、設備の改造や調整、プログラミングや保守などの競技課題に連携して取り組んだ。
下地君は「とてもうれしい。2年生の時も2人で参加したが、練習不足と会場の雰囲気に圧倒されて実力が発揮できずに悔しかった。旋盤もやっていたが今回はメカトロニクスの一本に絞って頑張ってきた。賞が取れた良かった」、根間君は「前回大会は県大会と違いレベルの高い課題だった。2人で反省点を見つけ出し、相談しながら早く技術をマスターしようと、練習に取り組んだ結果の素晴らしい賞なので感激です」と、それぞれ受賞の喜びを語った。 下地部長は「昨年の大会より良い成績を収めて喜んでいる。県はものづくり企業の誘致を積極的に進めている。今後も精進して沖縄のものづくりに貢献できる人材に育ってほしい」と激励した。
同大会の競技には、同校からフライス盤部門に外間淳也君(2年)、ロボットソフト組み込み部門に池田秀平君(同)と砂川祐弥君(同)も出場し健闘した。