ギネス認定証、市に贈呈/ソーラーカー
模型もエコパークに展示
エコパーク宮古(市エコアイランドPR館=下地字上地)で23日、「チームSHINOZUKA」(代表兼ドライバー・篠塚建次郎)のメンバーの新垣浩さんが、長濱政治副市長にソーラーカー世界最速記録のギネス認定証を贈呈した。篠塚さんのチームがギネスから授与された複数の認定証の1枚。同認定証はエコパーク宮古に展示される。世界記録を達成したソーラーカー「スカイエースTIGA」のレプリカ(模型)も展示され、この日披露された。
篠塚さんは8月に下地島空港でソーラーカー世界最速に挑戦。8月22日にギネス世界記録日本の公式認定員グリナズ・ウカソヴァさん立ち会いのもと、それまでの世界記録88・738㌔を0・153㌔上回る、時速88・891㌔の記録を出し、この日世界最速の認定証が授与された。
篠塚さんは同20日の挑戦で時速91・332㌔(速報値は91・333㌔)の世界記録を樹立したが、この日はギネス認定員の立ち会いがなかったため、後日書類と映像など、認定に必要な資料をギネスに送付し、この記録が認められた。篠塚さんは22日に樹立した時速88・891㌔を自ら更新したことになる。
贈呈式で長濱副市長は「コピーではなく、本物の認定証を贈呈してもらい、大変ありがたい。篠塚さんがソーラーカー世界最速記録を下地島空港で樹立した。これはソーラーカーの可能性を内外に示すことにつながると期待している。市議会で上地廣敏議員から、ソーラーカーの模型を展示してはとの提案があった。実車体を製造した芦屋大学に依頼し、このほど完成したので披露する」と述べた。模型は実車体の4分の1の縮尺。
新垣さんは「下地島空港で世界記録を樹立し、ギネスに認定された。授与された認定証を宮古島市にぜひ贈呈したい」との篠塚さんのメッセージを伝えた。
認定証には「篠塚建次郎が運転する、芦屋大学製作のスカイエースTIGAが2014年8月20日、宮古島の下地島空港で世界最速の時速91・332㌔を達成したことを証する」などと記されている。
贈呈式にはギネス記録挑戦時に立会人を務めた上地廣敏市議会議員、市企画政策部の古堅宗和部長らが出席した。