メダルと自信胸に完了式/光の村養護学校
トライ3種目全員完走/宮古島卒業旅行で挑戦
光の村養護学校の「第25回宮古島トライアスロン卒業旅行」の完了式が23日午後、市陸上競技場で行われた。参加した同校土佐自然学園と秩父自然学園の生徒合わせて10人がスイム、バイク、ランのトライアスロン3種目に挑戦。全員完走し、メダルと自信を胸に完了式に臨んだ。
この日は最終種目のランに挑戦。市陸上競技場を発着点に、午前6時30分にスタートした。10人がA、B、Cの3グループに分かれゴールを目指した。ABグループの8人は、トライアスロン本大会と同じコースでフルマラソン(42・195㌔)を完走。Cグループの2人は30㌔のコースを走破した。
ゴールした石井丈一郎君は「ランは急な坂がつらかった。完了できたことが自信になった。卒業しても仕事を目指して頑張りたい」。また、高山匠君は「3日間、頑張りました」と笑顔を見せた。
完了式で同校秩父自然学園の小峯淳校長が一人一人にメダルを掛け、3日間の頑張りをたたえた。
小峰校長は「3日間大変だったと思う。卒業してもこのことを生かして頑張ってほしい」と述べ「このトライアスロンができたのは、宮古島市や市教育委員会、保護者の皆さんや多くの人たちの協力や支援があってできた。そのことを覚えていてほしい」と話した。
秩父自然学園の高山康(こう)PTA会長(高山匠君の父親)は「これだけ頑張ってやり遂げることができた。自信になったと思う。彼の人生はこれからも長いので、頑張ってほしい」と期待を寄せた。
生徒10人は21日に与那覇前浜で最初の種目スイムに挑戦した。22日のバイクはABグループの8人は宮古島東急リゾートを午前6時45分にスタート。トライアスロン本大会と同じコースで155㌔を完走。Cグループの2人は西平安名崎と宮古特別支援学校間の7㌔を5往復し70㌔を走破した。
バイクとランの競技には宮古島トライアスロンクラブ(砂川政文代表)のメンバー10人が伴走するなど、ボランティアとして卒業旅行を支援した。