2014年10月30日(木) 9:00

「何事も続けること大事」

舞踊家の川満さん講話/平良中


着物姿で生徒たちに講話する川満さん=28日、平良中体育館

着物姿で生徒たちに講話する川満さん=28日、平良中体育館

 平良中学校(島袋正彦校長)で28日、3年生199人を対象にした進路講話が開かれた。同校卒業生で舞踊家の川満香多さんが講師となり、組踊りとの出会いや自らの体験を通して続けることの大切さを訴え。「やりたいことや好きなことを見つけたら、それに向かって一生懸命突き進んでほしい」と呼び掛けた。


 川満さんは県立芸大大学院卒。琉球舞踊穂花会や宮古舞踊んまてぃだの会、光史流太鼓保存会の教師。沖縄タイムス芸術選奨新人部門舞踊、太鼓新人賞受賞など数々の受賞歴がある。


 県内外や海外公演にも多数出演。昨年3月には歌舞伎俳優で、人間国宝の坂東玉三郎さんの相手役として新作組踊りで共演し注目を集めた。


 講話で川満さんは「中学のころは勉強が嫌いだったが、舞踊の練習だけはしっかりとやった」と話した。


 高3のころに初めて見た組踊りは「せりふは何を言っているのか分からず、動きもスローでつまらなかった」。


 しかし、組踊りの台本を読んだとき、せりふの一つ一つが素晴らしく、物語になっていることに「これは面白い」と感じ、それからは舞踊の世界にのめり込んでいった。


 川満さんは「勉強は得意ではなかったが、好きなことを続けてきたことで、坂東玉三郎さんの相手役として舞台で共演したり、こうして後輩たちの前で話をすることができる」と語った。


 「華やかな舞台に立つのはほんの一瞬。そこまでの稽古の時間が長い。つらかったり悲しかったりすることが多いが、ほんの一瞬の輝きを求めて努力することが大事」と話した。