灯火監視協力者を表彰/石垣海上保安部
海上交通安全に貢献
灯台の灯火監視に協力している航行援助業務協力者に対する表彰式が14日、宮古島海上保安署(山本雅司署長)で行われた。同署管内では2団体1個人に、海上交通安全に貢献したとして、石垣海上保安部赤津洋一部長から感謝状が贈られた。
表彰を受けたのは下地島空港施設(執行役員の粟国健総務部長が出席)、島三産業(前泊秀一取締役統括部長が出席)と長濱朝男さん。山本署長が感謝状を伝達した。被表彰者は2004年から10年間、灯標や灯浮標などの灯火監視を行ってきた。
受賞者を代表して、島三産業の前泊統括部長は「受賞を大変光栄に思う。これからもきちんと監視して、海の安全に協力したいと思う」と述べた。
表彰式には石垣海上保安部交通課の西村和彦課長と佐藤庸主任航行監理官が同席した。
同表彰式は、11月1日の灯台記念日にちなんで行われた。灯火監視協力者は全国に約170人、県内には68人、石垣海上保安部管内には17人。
宮古島周辺には平安名埼灯台、池間島灯台をはじめ、約50基の航路標識が設置されている。これらの標識のうち、海保職員が監視できない航路標識を、民間の灯火監視協力者が台風通過後や気象海象の異変時を含め、定期的に異常の有無を監視している。