04/18
2024
Thu
旧暦:3月10日 赤口 壬 
社会・全般
2014年11月18日(火)9:00

喉頭摘出者の悩み語る/県身障者福祉協会主催

音声機能障害で公開講座


田名会長の講話を聞く参加者たち=17日、県宮古合同庁舎

田名会長の講話を聞く参加者たち=17日、県宮古合同庁舎

 一般公開講座「喉頭がんによる音声機能障害者が悩み抱える課題」(主催・県身体障害者福祉協会)が17日、県宮古合同庁舎で開かれた。日本喉摘者団体連合会沖縄県友声会の田名勉会長が、自身が体験した喉頭全摘出者の悩みや苦しみ、サポートの必要性などを語った。

 十数年前に喉頭がんのため喉頭を全摘出した田名会長。声を失ったショックに打ちひしがれていたところ、トレーニングで声帯がなくても声が出せるようになることを知り、前向きな気持ちになれたことを紹介した。

 その一方で、喉頭摘出により口は食事専用となり、呼吸用に鎖骨付近に開けられた気管孔に少しでも水が入ると咳き込み苦しくなることや、においを感じなくなる、息が止められないため力んだり力を出すことができないなど、日常生活の中で多くの不便が生じる現実を説明。手術時や退院時、病院からそのようになるとの説明を受けていなかったため、一つ一つの問題を自分でクリアしてきたことを振り返るとともに、説明やサポートの必要性を指摘した。

 音声機能障害者は外出しなくなる傾向にあると話す田名会長。「人口喉頭などなどで積極的に人とコミュニケーションをとるべき」と呼び掛けた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

2024年4月7日(日)8:52
8:52

大会まで1週間/歓迎ゲート完成

本番へ気合十分 第38回全日本トライアスロン宮古島大会まで残り1週間-。本番を控え、島内の各コースでは試走するトライアスリートの姿が多く見られた。開会式・表彰式の会場となるJTAドーム宮古島には「歓迎ゲート」がお目見え。ランやバイクのコース沿いには応援幕が設置…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!