2014年11月25日(火) 8:30

「道徳の評価」(行雲流水)

 勉強や運動ができても、人間としての道徳性に問題があると烙印(らくいん)を押された生徒は、進学や就職に不利になるなど、その生徒にとっては、その後の負の影響は計り知れない


▼従って生徒の内面の道徳性を簡単に評価することは危険なことである。そもそも、人間の内面はそう簡単に推し量ることができるものではない


▼ところで、10月21日、文部科学相から道徳教育について諮問されていた件について、中央教育審議会から「道徳教育に係わる教育課程の改善等について」、答申がなされた。それには、道徳の時間を、「特別の教科・道徳」(仮称)として位置づける。特別教科・道徳で評価を行い、指導要録に記録する欄を設ける。特別教科「道徳」に検定教科書を導入すること等が盛り込まれており、ほぼ諮問された通りの内容である


▼諮問が出された時点で、教育研究者たちからは次のような問題点が示された。一つには、国が定めた特定の価値観や行為を子どもに押し付けることが危惧される。ちなみに、小学6年の社会科では、教員に子どもの愛国心をABC三段階で評価することを求めている。戦前の「修身」では、「義勇奉公」が最重要の道徳的価値とされていた


▼答申では、特別教科・道徳では数値による評価はすべきでないとされた。当然である


▼子どもの道徳性は基本的には家庭の生育環境によって形成される。それに学校と地域社会の連携が不可欠となる。その際、人類の普遍的価値に沿う方向性の研究と実践が、特に教師には求められる。

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