きょう「最後の訴え」/衆院選
仲里、西銘氏 南風原町で打ち上げ式
2日公示された第47回衆議院議員選挙はあす14日に投開票が行われ、有権者の審判が下る。四つの沖縄選挙区には計9人が立候補し、このうち宮古島市、多良間村などを含む沖縄第4選挙区(沖縄4区)には元県議会議長で新人の仲里利信氏(77)=無所属と、前職の西銘恒三郎氏(60)=自民公認、公明推薦=の2人が出馬し激しい「一騎打ち」の選挙戦を展開。きょう13日、2氏と両陣営は打ち上げ式で有権者に対し「最後の訴え」を行う。
11月21日の衆議院解散から1カ月にも満たない期間での超短期決戦となった今衆院選。とりわけ沖縄では先月16日に県知事選挙が行われたばかりで、候補者の人選作業などにもスピードが求められる選挙となった。
沖縄4区に立候補した両氏の選対本部は公選ビラなどの印刷、配布、街宣車輌の届け出や準備など、運動員を総動員してのフル稼働状態が続いた。
仲里、西銘の2氏は沖縄本島南部市町、宮古、八重山各支部での遊説や演説会、個人演説会、総決起大会など、選挙区内での運動を一通り終えて、きょうの打ち上げ式に臨み選挙運動を締めくくる。
仲里陣営は午後5時から、西銘陣営は午後3時30分から、いずれも南風原町兼城の兼城交差点で打ち上げ式を行う予定だ。
今選挙の全国的な「争点」は、安倍晋三首相の経済政策である「アベノミクス」の国民評価を問うもの。また、沖縄選挙区では知事選同様、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の是非を巡る基地問題に対して県民が審判を下す選挙として全国の注目を浴びている。
また、宮古では農業を含む離島振興策やTPPへの対応、景気回復策、沖縄本島との格差是正策などが候補者政策の「焦点」として位置付けられている。
沖縄4区以外の立候補者は届け出順に1区が前職の赤嶺政賢氏(66)=共産、前職の國場幸之助氏(41)=自民、元郵政民営化担当相で元職の下地幹郎氏(53)=維新。沖縄2区はいずれも前職の照屋寛徳氏(69)=社民、宮﨑政久氏(49)=自民。沖縄3区はいずれも前職で比嘉奈津美氏(56)=自民、玉城デニー氏(55)=生活-が立候補している。