「チャンスいただいた」/衆院選1区
比例復活当選の下地氏
【那覇支社】沖縄1区(那覇市など)で落選したものの比例代表九州ブロックでの復活当選を果たした宮古島市出身の下地幹郎氏(53)=維新=は15日、那覇市おもろまちの後援会事務所で、宮古毎日新聞の取材に応じ「チャンスをいただいた。これを生かしてしっかりとやっていきたい」と日焼け顔をほころばせた。
今年11月の知事選で大差で敗れてから1カ月。小選挙区では敗れたが、比例区に望みを託した。
15日午前1時20分すぎ、後援会事務所で、比例区での「当確」を聞き、支持者とともに「万歳三唱」で喜びを分かち合った。
「知事選の時の沖縄を思う気持ちと、衆院選の時の沖縄を思う気持ちは寸分の狂いもない。これをきちんと表現していきたい」と述べた。
知事選では、普天間基地の名護市辺野古移設について「県民投票」を呼び掛けたが、結果を受けて「中止・撤回」をアピールした。「変化はあったが、連続性をしっかりと矛盾がないように訴える」と語った。
知事選でも提案した宮古圏域の活性化は①伊良部大橋開通後の下地島空港の経済的活用方法をどうするか②専門学校の誘致③西里通りのテーマパーク化-。「1区という選挙区ではあるが、わが出身地の宮古のために何ができるかを考えながら、具体的に結果を出していきたい」と話した。
午前4時に就寝し、自宅を出たのは午前5時。ほとんど眠らずに「農連」「漁連」「青果」の各市場であいさつ回りを行い、支持者らと握手を交わした。
「比例区での当選は、宮古からも多くの方々が駆け付けて応援した結果」と感謝した。